2019年9月29日日曜日

第2クール

第2クールのレジメンも第1と同じ。前回ゲムシタビン点滴の際、血管痛があったが、今回、生理食塩水液からブドウ糖液に変更してもらうことで痛みが改善した。その後、シスプラチン点滴を受け、ゲムシタビンの点滴直前、問題が生じた。血液中の好中球の数が激減し 320にまで落ち込んでしまった。500以下になると非常に感染症のリスクがたかまるということで、ゲムシタビンの治療が中止された。自覚症状はまったくない。ノイトロイジン注射で骨髄から好中球を絞り出した。最終的には2回の注射で好中球数を無理やり増やしたところで第2クールは終了した。

ノイトロイジンの注射後、副作用がでた。腰から背中で痛みが現れ、一晩、寝られなかった。カロナールを処方してもらうことで痛みは改善。

今回、髪の毛が抜け始めた。第1クールの副作用だろう。病院での日課、毎朝、ベッドと枕の上に散らばった髪の毛をクルクルに貼り付け掃除。

第3クールの開始は好中球の件があり、一週間、遅らすことになった。

2019年9月17日火曜日

抗がん剤治療第一クール

初めての抗がん剤治療で少しナーバスになっている。

8月27日ゲムシタビン。点滴注射30分。前後の点滴を合わせると2時間。抗がん剤が入ってくると血管が痛くなった。看護師さんが温タオルで温めてくれたので少しはましになった。30分なら我慢できる。夜あたりから少しむかむかしてきたがそれほどでもない。あくる日、シスプラチン。薬点滴は2時間だが、腎臓に悪影響があるということで都合9時間の点滴。輸液を3Lくらい点滴される。合わせて、嘔吐止めの薬も点滴してもらう。その日から24時間尿の量を測定。尿がでていることを確認。嘔吐することはなかった。それでも、胃から腸のあたりは不快。あくる日からは2日間通常点滴。次の週まで抗がん剤投薬はないので点滴針を抜いてもらうが気分はすぐれない。

点滴針を外してもらったあくる日の朝、便秘か下痢かよくわからない状態でふらふらになって、トイレへ行ったが、その直後、冷や汗が噴出し、トイレを出た所で意識を失ってしまった。すぐに看護師さんたちに処置してもらった。後で聞いたが、血圧が66まで低下していたとのこと。心電図は異常がないとのことだった。副作用でこういうことは起こらないということで、血管迷走反射だろうという。抗がん剤の副作用を自分の中で過剰に意識しすぎたために自律神経が過敏になったのだろう。脱水症状にならないよう水分を多くとるように言われた。そのため、夜に5回くらいトイレに起きるためゆっくり睡眠がとれない。

9月3日2回目のゲムシタビン。これで、第一クールの抗がん剤治療は終了。意識を失ってから、最高血圧が90を切る日が4から5日続く。病棟内を歩くだけで、すぐに息が切れすわりこんでしまいそうになる。またこのころから、足が痛くなる。蜂窩織炎がぶりかえしてきたようで、抗生物質の飲み薬を処方してもらう。

9月7日の朝、血圧が90を上回るようになり、元気になってきた。これで家にいったん帰れそうだと思うが、白血球がまだ減り続けていたので少しの間帰宅はお預け。ようやく、9月10日に退院の許可が出た。最初、2週間程度の入院が3週間になってしまった。一週間自宅療養をして、再入院、第二クールに入る予定。

シスプラチンは副作用として嘔吐が激しい薬だが、嘔吐止めの点滴や飲み薬があらかじめレジメンに組み込まれていて、コントロールされている印象だった。第二クールはどうなることやら。クールが増えてくると副作用がきつくなるという話もある。

2019年9月16日月曜日

蜂窩織炎と治療開始のおくれ

8月21日入院。術前化学療法としてGC (ゲムシタビンとシスプラチン) 療法を3クール受けることになった。当初, 22日開始予定だったが, 足の痛みをある程度直すことになった。足の痛みは蜂窩織炎によるものだろうということで毎日2回抗生物質の点滴を30分づつ受けることになった。左腕の血管で点滴に最適の場所が見つからず利き手に点滴針をさされた状態になる。なかなか、つらい。その間、血尿と排尿痛が続く。3くらいあった血液のCRP値が一週間くらいたつと0.5くらいまで下がり、足の痛みも和らいできたので、一週間おくれで抗がん剤治療に入ることになり、いったん、点滴針を外してもらう。解放感。

病棟からは京都の山並みが良く見える。愛宕山、大文字、真如堂、金戒光明寺、永観堂、南禅寺、知恩院、遠くには清水寺の三重塔。御所や糺の森も見える。朝夕見え方がちがう。

2019年8月19日月曜日

今日はやや不調

抗がん剤の治療入院を2日後に控え、久しぶりに会社に行った。有給休暇が足りなくなりそうなので、欠勤の申請をしてきた。

一昨日、一昨昨日と比較的足の具合がよかったので、昨日、無理して階段を使ったせいか、朝から足の痛みがぶり返した。さらに、今日は血尿が多かった。時々、小さな塊も出たので、できるだけ水分を取って血を薄めるようにした。抗がん剤の治療、だいじょうぶだろうか?

2019年8月15日木曜日

ステージII

担当医から膀胱癌の正式の結果を聞きました。ステージII。膀胱全摘が必要。手術に先立ち術前化学療法を受ける。最初は2週間入院して状況をモニターしながら受ける。来週から、入院して化学療法開始。

ようやく、治療までたどり着いた。先は、何が待ち受けているかよくわからない。検査を重ねてゆくと、転移が見つかるかもしれないし、化学療法で小さくなるかもしれない。治療はつらいかもしれない。それはそれ、病気はくよくよしても変わらないので、治療は医師にまかせ、私は別の楽しいことを考えよう。

2019年8月6日火曜日

家族への連絡と足首関節痛

癌の状況は家内に伝えた。また、娘も大人なので正直に現状と自分の考えを伝えた。これで、一安心。

足首の関節痛が退院の日以来続いている。昨日、大学病院に行って診断してもらい、膀胱の手術とは関係ないとのことだった。いずれにせよ、関節を動かすと痛いため家の中をゆっくり動いている。ロキソニンをのめば楽になるが、腎臓によくないということでできるだけ避けている。本当は昨日から会社に出勤するつもりだったのだが、休んでいる。お盆休みまでには一度は出勤しておきたいがどうなることやら。

2019年8月3日土曜日

TUR-BT 手術

今週、TUR-BTの手術のために入院。月曜入院、火曜日手術、金曜日退院でした。

月曜日:手術についての説明、麻酔についての説明がありました。CTとMRIの画像の結果より、膀胱外へ癌が広がってはなさそうだが、筋層へは入っているかもしれないとのこと。手術は全身麻酔で、膀胱反射による膀胱を予防し、手術時の危険を回避するために閉鎖神経ブロックを行うとのことでした。手術は2時間ぐらいだろう。

火曜日:朝から浣腸。開始予定は2時からだったが、前の手術が長引き始まったのは4時。腹減った。手術室に入ると、最初、血液採取、その後、麻酔。気が付いたら、下腹部ひどい鈍痛。手術は終了したようだ。鈍痛に加え、尿意と下痢のときの腹痛が混じった感じ。相当、表情はゆがんでいたと思う。病室で痛み止めを入れてもらう。2から3時間で痛みはある程度、残っているものの、尿意と下痢の感覚が収まってきたので普通の表情に戻ってきた。スマホがなったので家内に出てもらう。きちんとパスワードも伝えられるほど、平常にもどってきた。家内は担当医から手術の結果を手術終了後に聞いていたらしい。明朝には元気になりますよと言われていたらしい。夜間、もう一回痛み止めを入れてもらった。看護師さんがチェックに来られるたびに目が覚めたが、体調はすごい勢いで回復してきているのが実感できた。一番不快だったのは尿道に入れられたチューブと点滴のチューブ。なかなか寝がえりが打てず、足腰が痛い。それでも、術前にあった膀胱炎のような痛みがなくなっているのがわかった。この痛みはやはり腫瘍によるものだと実感した。

水曜日:朝、体調はほとんどもとの状態に近かった。36時間ぶりの食事は、チューブに繋がれていたので食べにくかったが、完食。そのあと、チューブをすべて外してもらった。尿管には結構太いチューブが入っていた。信じられない。一回目の排尿は血尿だった。水分を取るようにする。二回目はなかなか排尿できず尿道に痛みあり。尿量もあまり多くなく血尿。痛み止めとして、ロキソプロフェンを処方してもらう。第三回目の排尿は、尿道は狭そうな感じはしたが、かなりの量、排尿できたので、ひとまず安心。その後、血尿はあまり見られなくなり、尿の量もまずまず。膀胱部はまれに違和感を感じることはあるが、術前と比べると格段に良い。明日でも退院できるのではと思える。

木曜日:早朝、病棟から東を眺める。緑の山に大文字が見える。といっても、「大」の所には草がはえているのか今ははっきりしない。これから、お盆までに整備されるのだろう。吉田山、金戒光明寺の大きな門、南の方には南禅寺、知恩院とよく見える。金曜日に退院が決まった。正式の生検の結果は約2週間後の次回診察時に聞かせてもらえるとのこと。手術の状況を担当医と話をした。家内には完全に取り切れなかった旨の話をされていたようだがその確認をとった。深さ方向に取り切れなかったということらしい。つまり、筋層に浸潤がすすんでいる。今後の治療はおそらく膀胱摘出ということになるだろう。正式には次回診療時に生検の結果も含めて治療方針が示されるだろう。膀胱鏡の検査の時から癌の顔が悪いと言われた時、また膀胱炎症状が相当あったから、ある程度覚悟はしていた。家内にも今後の生活のこともあるので、少しづつ伝える必要がある。特に、次回、診察日は先生のはなしを一緒に聞いてもらって、その時に、できるだけショックを受けることがないようにだけはしておきたい。

金曜日:退院。病棟は涼しかったが、外は連日35度を超える猛暑。家に帰る。朝から足首ねんざみたいな症状。足をくねった記憶もないので原因がよくわからない。結構きつく、歩くのが大変。家の階段には手すりをつけていたので、助かった。夕方、自宅近くの整形外科に行く。骨には異常がないとのことで、骨折はしていない。今回の手術とは関係なく、ねんざという診断。湿布薬と今回もロキソプロフェン。ロキソニンはよく使われていると思った。来週、月曜には出勤したいのでちょっと心配。