一冊の本を読みました。南木佳士さんのエッセイで「からだのままに」という本です。長野県の病院の先生でがん患者とかとの死に立ち会うことが多く、パニック症候群とうつ病に苦しみ、克服され、それからの静かな生活がつづられています。50才を過ぎてからの山登りとか水泳とか自然とのふれあいとか。
あとがきを読んでいたら、NHKの週間ブックレビューでの南木佳士さんへのインタビューの話が書かれていました。インタビューアが最後にきっちりと、
「こころのままに、ではなく、からだのままに、なんですね」
とまとめられたそうだそうです。
私も昨年、がんに罹ってから、そのことがとてもよくわかるようになりました。気持ちで何かをやりとげられると思っていた自分から、体にあわせて何かをやっていくことへの転換を考え始めています。体を感じていろんなことをするのがとても大事だと考えるようになっています。
きょうから会社へ持っていくカバンの中の本は「からだのままに」から「寝ても覚めても本の虫」に変わりました。本好き、特にミステリー好きの作者が書いたエッセーはわくわくします。何だかすぐにでもミステリーに手を伸ばしたくなっています。作者は児玉清さん。先ほどのインタビューアも児玉清さん。
体以上には生きられない。そのことを自覚して毎日の生活を送りたいという気持ちを起こさせてくださいました。ご冥福をお祈りします。
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