腎臓がん闘病の記録(1)
2010/06/18 (金)
今年も人間ドックを受ける。血圧がやや高い。おそらく、血液検査の結果はよくないだろう。メタボだ。いずれにせよ、予想はついている。
2010/07/19 (月)
人間ドックの結果を、半月以上、放置していた。会社への結果報告の期限が近づいたの開けてみると、今までに見たことの無い所見があった。エコー診断のところに、腎臓に腫瘤。X線CTによる精密検査が必要。手書きで至急と書かれていた。父親の系統は腎臓にのう胞がでるので、いよいよきたかと思った。すぐ検査病院にCT検査を申し込む。
2010/07/23 (金)
午後、会社を休んでCTの検査を受ける。造影剤を注入すると体が熱くなる。検査後、一時間ほどで結果がでた。きちんと血液が回っているので明らかに腫瘍あり。素人の私にもはっきりとわかった。検査病院の先生の話では、のう胞ではない。腫瘍だ。良性か悪性かははっきり判断付かないが、いずれにせよ、切除が必要。良悪の判断は切除した腎臓の細胞を検査してみないとわからないでしょうとのこと。CT画像で見る限り転移はなさそうであるとの話だった。いずれにせよ、治療のための病院にすぐ行きなさいということで、市内の大学病院を紹介してもらい、週明け早々に予約をいれてもらった。
今日は古い合唱仲間の演奏会があったのだが、やはり、行く気にならなかった。ごめん。帰宅して、事情を家内に話したところ、あまりにも、帰宅が早かったので、不吉な予感がしたそうだ。
自分は何年生きられるのだろうかとか、費用はどの位になるのだろうか、仕事は続けられるのだろうかとか収入はとか不安がよぎる。あまりにも、知識が乏しかったので、腎臓がんについてインターネットで調べてみた。受診する大学病院のWebサイトに初期がんであれば、5年間生存率は90%を超えていた。もう欲は言わない、5年間生きられたら良しとしようということで居直った。
Live for Todayということがとても重い意味を持ち始めた。いままで、こんなことはなかった。10年先を考えて、いろんなことを考えることもあったが、もう、そんなことを考えるのは意味が無い。それよりも、その日を、楽しみ、やるべきことをやることが重要だ。
2010/07/26 (月)
会社の上司に報告。入院・手術の可能性が高いこと。これからのことについて了解を得た。
笑えない話がある。がんとわかってほっとしたことがあった。これで、仕事が休めると思うと妙に明るくなった。毎日が追い詰められていた。退院したら、仕事のやり方を変えないといけない。
2010/07/27 (火)
大学病院をたずねる。状況的には検査病院の結果と同じ。転移も見られず、初期と考えられる。90%以上の確率で完治するだろうとのこと。あらためて、CT、エコー、血液検査を行う。手術の方法については、結果を勘案し、内部の会議で決めるとのこと。次回、外来で説明しますとのことだった。
2010/08/02 (月)
家内とともに外来をたずねる。
腫瘍の大きさは約4cm。腹腔鏡による右腎部分切除手術をするとのこと。腹腔鏡手術は小さな穴を複数個開け、カメラによる像を見ながらの手術で、一番大きい穴でも患部を取り出す数cmのものですむ。回復までの期間が短縮されるメリットがある。
初期であれば根治的切除(全摘出)でも部分切除でも5年間生存率はかわらないというのをインターネットで確認していた。根治的切除の場合、残った腎臓が事故で機能しなくなった場合には、透析ということになってしまう。いずれにせよ、技術的には難しい手術であるとのこと。
手術日は9月24日。手術後、一週間程度で退院できるだろうとのこと。
心電図測定。
2010/08/03 (火)
会社で再度状況を伝える。上司より治療の方を優先するよう言ってもらえた。
ここ2週間ほど仕事のペースを落としていた。自覚症状がほとんどないので、心苦しいところがあった。入院までにある程度仕事を片付けておかないという頭もあり、ペースを戻すことにした。ただ、過剰なプレッシャーは欠けないことにした。仕事はしないといけないが、無用なプレッシャーを課する仕事のやり方は今後直していかないといけない。リラックスして仕事をすすめる方法を、退院後は模索しないといけないと感じた。今までのやり方では血圧は上がるし、体への負担は大きくなる。
2010/08/04 (水)
自分ががんになってしまったことをある人に伝えると、その人は困惑してしているようだった。自分ががんであるということを伝えることはとても難しいことだと感じた。がんは死とイメージ的に繋がってしまうため。どう反応していいかよくわからないのだろう。
また、がんであることを伝えるだけで、無能力者の扱いを受けるのではという不安がよぎる。
2010/08/16 (月)
入院は9月21日ということで、入院の申し込みを行った。通常のX線撮影を行った。心電図の結果から洞性不整脈がある。念のため循環器科を受診するよういわれた。
2010/08/17 (火)
循環器科を受診。不整脈は通常の範囲内で問題なし。
2010/08/30 (月)
ほぼ、事前の検査は終了。手術時の緊急用輸血のため自分のための血液を貯血は不要である。今までの経験によるもの。あとは、入院の日を待つのみ。
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